ばに興味を持つようになったのは、小旅行の途
中で信州そばを食べてからだろうか。
今までは時間がない時の昼食ぐらいしか食べたことがなかったそばだが、ふとしたきっかけでそばに出会ってから、そばの持つ奥深さに心底ほれ込んでしまった。
さらっとしたのど越し、口の中に広がる余韻、そばつゆのまったり感、締めの蕎麦湯を足して飲んだあとのほっこりした気持ち、そのどれをとっても、あとになればなるほど思い出して忘れられなくなる感覚だ。
いつもいつもうまいそば屋に出会えるわけではないから、本当にうまいそばが食べたい!ただそれだけのために思いっきりこだわってみることにした。


よく、二八そばや十割そばという言葉を聞くが、何がいったい違うのだろう?おそらくそば粉の配合が違うという意味だとは想像できるが、はたしてどちらがうまいのか?市販の生麺や乾麺を食べ比べるにしても、そもそも売っている商品自体が、本当に二八や十割なのかなんの保障もない。
そんなわけで、本当にうまいそばを食べるためには、「こりゃ自分でやってみるしかないわな」ということになった。
そばは、そば粉をこねて、伸ばして、包丁で切れば出来上がり!そんな風に単純に考えていた。
「これなら、どっかで本かビデオでも買ってきて、自分で作れるんじゃないか?」
初めからうまくいくとは思っていないが、どれだけ本当にうまいそばに近づけるのか、結局は自分との戦いだと肝に銘じて挑戦を始めた。

